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┃\/┃ 日本堆積学会 メールニュース ◆ 2005年7月22日(第110号)
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産総研の斎藤会員より,国際デルタ会議関連のお知らせが届いています.(白井)
第3回国際デルタ会議(IGCP-475年会),間もなくサーキュラーが発送されます.
An International Conference on DELTAS (Borneo venue): Depositional
Systems and Stratigraphic Development
2006年1月13日~18日
ブルネイ・ダルサラーム大学
IGCP-475「モンスーンアジア太平洋地域のデルタ」の第3回年会が,来年1月に
ブルネイ大学で開催されます.登録及び発表申し込みのサーキュラーが8月中旬
に発送及びウエブサイトで公開されます.申し込みの締め切りは10月15日です.
是非,ご参加ください.
IGCP-475の年会は,第1回が2004年1月にタイのバンコクとアユタヤで,第2回
が2005年1月にベトナムのホーチミン市で開催され,約20ケ国からそれぞれ約
100名の参加がありました.今回は第3回になります.第4回は2007年1月にバン
グラデシュ,第5回は,2008年1月に中国で開催されることになっています.
これらの会合では,チャオプラヤデルタ,メコンデルタ,ガンジス・ブラマプトラデル
タ,長江・黄河デルタと大陸の大規模デルタが巡検に含まれますが,今回の第3回
会合は島嶼で開催され,アジアとオセアニアの島嶼の代表的なデルタの巡検が予
定されています.陸域から海域に運搬される土砂の約7割がアジア・オセアニア地
域から運ばれていますが,大陸の大河川とほぼ同量の土砂が島嶼からもたらされ
ています.
今回の開催地であるボルネオ島は4000mを超える山々を有し,運搬される土砂
量は年間9億トンと見積もられており,これは,長江,メコン河,紅河を加えたよりも多
い量です.よく研究されたマハカムデルタをはじめ,小規模ながら多くのデルタが
見られます.これらの地域は,有名な油田地域でもあり,中新世のデルタなどの浅海
堆積物が貯留 となっていることから,現在のデルタ研究が活発に行われています.
今回の会合では,オプショナルな巡検を含めると3つの完新世のデルタの巡検と
陸上の中新統の浅海堆積物の巡検が組まれています.なかなか見ることができな
い地形や堆積物ですので,是非この機会を利用してください.
○スケジュール
1月13日:ブルネイ着
1月14日~16日:研究発表
1月17日~18日:バラムデルタとツゥルサンデルタの巡検(ブルネイとマレーシア)
1月19日~22日:マハカムデルタの巡検(オプション)(インドネシア)
○本会議登録料(予定)
300米ドル(要旨集,巡検費用,巡検中の1泊の宿代と14日から18日までの食事
代を含む)
○オプショナルツアー費用(予定)
300米ドル(宿代と食事代を含む.航空チケットは各自手配)
○宿舎・ホテル(5泊必要)
大学のゲストハウス(2種類:1泊10米ドルと25米ドル)
ホテル(3種類:1泊40米ドル,55米ドル,210米ドル)
ブルネイまでの航空賃は,香港,バンコク,シンガポール,クアラルンプール 経由に
なり,安いもので10万円強ほどです.
詳細は,8月中旬にウエブページに掲載されます.
http://unit.aist.go.jp/igg/rg/cug-rg/ADP.html
また,IGBP-475のメーリングリストに登録されている方には,サーキュラーが メール
で送付されます.
問い合わせ先:斎藤文紀(産業技術総合研究所)(yoshiki.saito@aist.go.jp)
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日本堆積学会 事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目3番1号
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻
メールアドレス;taiseki@sediment.jp
ホームページURL;http://sediment.jp/
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