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堆積学会メルマガ第107号:
意見募集1件、お知らせ2件
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┃\/┃ 日本堆積学会 メールニュース ◆ 2005年6月13日(第107号)
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本日の記事は大変重要です.是非お読みください.なお末尾にお知らせが二件付記されています
ので,そちらにも目を通すようお願い致します.(白井)
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2005年6月13日
日本堆積学会 会員各位
日本堆積学会 会長 松本 良
「地球惑星科学連合」への加盟についてお諮り
爽やかな初夏を迎え会員各位にはますますご清栄のことと存じます。さて、日本堆積学会では、
これまで何度か「地球惑星科学関連学会/合同大会」との関係について議論してまいりました.
本日お諮りしたいのは、「堆積学会例会」 と「合同大会」との関係ではなく、日本地球惑星科学
連合(以下”連合”と略す)への加盟問題です。少し長いですが、大事なことですので、是非、最
後までお読み下さい。
背景と経緯:
昨今、大学における地球科学関係学科/専攻の縮小や高校の理科教育からの地学の消滅と
それに伴う地学教員の採用枠の縮小消滅など、地球科学の研究と教育を取り巻く環境は厳し
さを加えています。センター試験では「地学」と「物理」が裏表の時間割になっていて、両方を受
験できないという問題も解決できていません。
一方、日本学術会議は現在抜本的な改組をしておりますが、検討中の組織改組案によると理
学系と工学系が第3部として統合され、基礎科学分野の発言力/影響力の相対的低下が懸
念されます。大きな学会や組織からの推薦でないと会員の推薦も難しくなります。
そのような傾向はすでに国の科学技術基本法に見られる工学優先の提言にも現れ、多数の学
会が群雄割拠している 地球惑星科学分野の声が国の学術行政に反映されなくなるという危機
的状況が 迫っています。このような状況を打破することを主要な目的として、本年5月25日「日
本地球惑星科学連合」が発足しました。
現状:
日本堆積学会は一昨年、学会となり同時に日本学術会議の登録学術団体となりましたが、会
員500人程度の組織で出来る事は限られており、新しい学術会議体制の中に堆積学コミュニテ
ィーの声を反映させることは至難と言わざるを得ません。
この想いは多くの地球科学関連学会と共有しており、現在までに地質学会、古生物学会、地震
学会、鉱物学会、第四紀学会など24の学会が連合に加盟しています。これらの合計会員数は約
37,000名、これでようやく物理学会や化学会に並ぶ規模となります。
連合の運営と加盟要件、義務:
地球惑星科学コミュニティーを代表して窓口の役割を担う緩い連合体であり、その主要な目的
は「基礎科学である地球惑星科学のプレゼンス」の確保です。 当面、財政的負担はありません。
連合の運営経費は「合同大会(2006年からは 「連合大会」と名称変更」の参加費の一部を当
てることになっています。つまり「連合大会」への個人参加費が学会の連合を支えるという構造
です。
連合には7つの委員会があり、ここに人材を派遣することが義務(あるいは権利)といえます。
本年7月には地学教育全般について「連合」としての提言を出すことが決まっています。本年秋
に向けて学術会議の改組は急ピッチです。
我が堆積学コミュ ニティーを見ると、2006年夏の国際堆積学会議-ISC2006へ向けて準備
を進めて いるところです。
堆積学会運営委員会では6月8日に臨時の委員会を開いてこの 問題を審議し、上に述べた
ような状況を鑑み、連合に加盟することの是非を来年の例会 /総会まで待つ事は堆積学会
の利益にならないと判断しました。そして
1.日本地球惑星科学連合への加盟を提案、
2.メール等で会員のご意見をお聞きし、
3.反対が多くなければ連合へ加盟の意思を伝える、
ことを決めました。7月の「連合提言」に参加するには、6月中に加盟の意思表示をする必要
があります。ご意見は
4.6月24日 金曜日までに 事務局(taiseki@sediment.jp)
までお送り下さい。また、質問、疑問も遠慮なく事務局へお送り下さい。連合の規約をご希
望の方もそのように連絡頂ければ事務局よりお送りします。
会員各位におかれては、加盟の意義をご理解頂き、運営委員会決定をご支持下さるよう
お願いいたします。運営委員会提案に対し、皆さんの忌憚ないご意見お待ちします。
なお始めにも書きましたように、「加盟」は堆積学会の春の例会の「合同大会 =連合大会」
への”統合”を意味するものではありません。
来年度の年会の時期については、福岡大会での議論を踏まえ、運営委員会と行事委員会
で検討しているところです。
「連合大会」への関与の仕方については、今後、地質学会堆積部会等と協議しつつ行事委
員会で原案を作り9月には改めて提案させて頂くつもりである事を書き添えます。
以上。
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■ GSA Penrose Meeting 続報
Peter Cliftからは,日本からの参加を最大限歓迎するので,締め切りについては,6月15日に
は,こだわらない,という返事をもらいました.
もし,今からでも,これに参加したい場合は,p.clift@abdn.ac.uk
あてにメールを送り,できるだけ早く,手続きとアブストラクトの送付をするとよいでしょう.
小川勇二郎
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■ メルマガ不達について
日頃メルマガ不達の方へ連絡頂きましてありがとうございます.おかげさまで不達の半数位
の方からは連絡を頂き,メルマガ会員として再登録しています.
今回のお知らせは重要ですので,不達のまま連絡のない方の名をすべて下に記します.ご
存知の方がいる場合,事務局に現アドレスを教えて欲しいと付記した上,本メールを転送し
て頂けると大変助かります.
以上,よろしくお願いします.
有賀 康人
大河内 誠
加賀美 英雄
柏谷 健二
小嶋 瑞穂
茂野 潤
鈴木 博之
趙 哲済
寺坂 崇
鳥井 真之
藤川 聡
藤田 将人
古江 哲哉
堀内 伸太郎
松尾 征二
三上 貴彦
百原 新
守屋 和佳
山崎 秀夫
(以上,敬称略)
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日本堆積学会 事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目3番1号
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻
メールアドレス;taiseki@sediment.jp
ホームページURL;http://sediment.jp/
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