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堆積学会メルマガ第98号:
研究集会の報告1件、案内2件


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┃\/┃ 日本堆積学会 メールニュース ◆ 2005年2月11日(第98号)
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三浦英樹会員より国立極地研究所・研究集会のお知らせが,斎藤文紀より国際デルタ会議の報告
と次回の会合のお知らせが,それぞれ届いています(白井).



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国立極地研究所・研究集会のお知らせ
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皆様
2月28日(月)に、下記のプログラムで国立極地研究所・研究集会を開催しますので、興味のある
方は是非お集まり下さい。

国立極地研究所 三浦英樹

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国立極地研究所・研究集会:『第四紀後期の1000年スケールの気候変動の発源地と伝搬機構に
ついての最近の研究ー特に南極・南大洋周辺地域の役割と位置づけー』プログラム

日時:2005年2月28日(月)10時30分~18時30分
 場所:国立極地研究所 6階講堂

本集会の目的

氷床コア、海底や湖沼堆積物、レス、花粉化石、サンゴなど、1000年スケールの気候変動のデータ
が、北半球高緯度や中緯度、低緯度熱帯、南極・南大洋周辺を含む南半球など世界各地から報告され
てきた。このようなスケールのグローバルな気候変動の発源地や伝搬機構についても様々な議論が
行われている。本集会では、各専門分野におけるこの問題の最近の研究動向を整理し、特に南極や
南大洋の役割は現在どのように考えられているのか、また、今後問題をクリアにするために必要と
される調査、試料、データは何かを自由に質問、討論する機会をもち、参加者の問題意識を共有する
ことを目的とする。

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趣旨説明:問題の焦点

【1030-1100】「趣旨説明」:三浦英樹(極地研)[講演20分,討論・コメント10分]

第 I 部  気候変動の発源地と伝搬機構の研究:極域か熱帯か?大気か海洋か?成果とレビュー

【1100-1200】「アイスコアに記録された千年スケールの気候変動:ドームふじコアのδDと
d-excess記録の解釈」:植村 立(東京工大・総合理工)[講演30分,討論・コメント30分]

 【1200-1300】   昼休み

 【1300-1400】「”超高精度”古海洋解析を目指した最近のODP掘削-Palmer Deepとチリ沖掘削の
成果」:岩井雅夫(高知大・理)[講演30分,討論・コメント30分]

 【1400-1410】   休憩

 【1410-1520】「南半球の花粉化石データを中心としたレビュー / MAT法の応用:花粉による
南半球高緯度の晩氷期変動・検証プロジェクト(仮題)」:奥田昌明(千葉県立博物館)
[講演40分,討論・コメント30分]

 【1520-1530】   休憩

 【1530-1640】「西太平洋暖水塊の変遷と気候変動の発源・伝搬に果たす役割についての
レビュー」:鈴木 淳(産総研)[講演40分,討論・コメント30分]

 【1640-1650】   休憩

 【1650-1800】「気候変動の発源・伝搬機構:bipolar seesaw仮説とその後の議論」:池原 実
(高知大・海洋コア総合研究センター)[講演40分,討論・コメント30分]

 【1800-1810】   休憩

第 II 部  総合討論

【1810-1830】総合討論:参加者全員:

 【1830-1930】懇親会(6階ロビー)


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 三浦英樹
 〒173-8515
 東京都板橋区加賀1丁目9-10
 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所
 TEL 03-3962-8095/FAX 03-3962-5741
 miura@nipr.ac.jp








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国際デルタ会議の報告と次回会合のお知らせ
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日本堆積学会の皆様

国際デルタ会議(IGCP-475第2回年会)ホーチミン市で開催報告と第3回会合のお知らせ(2006年
1月にブルネイ)

          産業技術総合研究所地質情報研究部門 斎藤文紀


「国際デルタ会議:地質モデリングと管理」が2005年1月10日~16日にベトナムホーチミン市で
開催されました.同会議は,IGCP-475「モンスーンアジア 太平洋地域のデルタ」(2003-2007)と
APN「アジアの大規模デルタ」の第2回年会,CCOP DelSEAプロジェクト「東南アジアと東アジア
のデルタにおける統合的地質アセスメント」(2004-2008)の第1回会合の合同会議で,ベトナム科学
技術院(VAST),産業技術総合研究所地質情報研究部門,新潟大学の共催で行われました.
 参加者は,同伴者を含めて,日本16名,中国11名(内香港1名),インド6名,韓国5名,
米国5名,オーストラリア4名,タイ3名,フィンランド3名,カンボジア2名,ブルネイ2名,
バングラデシュ2名,英国2名,ドイツ2名,イラン1名,パキスタン1名,スリランカ1名,
マレーシア1名,インドネシア1名,フィリピン1名,カナダ1名,ポーランド1名,オランダ1名
 から合計72名,ベトナムから31名で,合わせて103名が参加しました.会議では,メコンデルタを
中心に,河川流域から沿岸・陸棚域すべてを対象に,デルタの変遷から現在の変容まで,また自然現
象から人間活動の影響,またそれらへの適応策や対応策まで,世界のデルタを取り巻く様々な研究が
報告されました.また.12月に起こったインド洋大津波の特別セッションが急遽設けられ,産業技術
総合研究所の七山 太氏による日本での研究の紹介に引き続いて,参加者全員による黙とう,
インド,スルランカ,タイの参加者から津波の報告が行われ,地質災害に対してどのような取り組み
が行われるべきか討議されました.前後に行われた巡検は,プレ巡検が信州大学の北沢俊幸さん他の
案内でホーチミン市北部に分布する離水した浅海成更新統のデルタ/エスチュアリーの堆積物で,
参加者が51名,ポスト巡検は,本会議の現地ホストでもあるVASTの地理副研究所のグエン バン 
ラップさん他の案内でメコンデルタの地形と堆積物を対象に行われ,参加者は69名でした.

次回以降の会合は,2006年1月にブルネイ,2007年1月にバングラデシュのダッカ,2008年1月に
中国の上海/青島で開催されることに決まりました.

 次回の会合は,2006年1月13ー18日にブルネイのブルネイ大学で開催されます.ホストは,Joe
 Lambiaseさんです.会議名は「国際デルタ会議:堆積システムと層序的発達」で,堆積地質に焦点
を当てた会議にする予定です.参加費用は,今回の会議同様に,登録料,巡検費用,滞在費の全部
込みで,500ドル程度です.また会議の後,オプショナルツアーで,インドネシアのマハカムデルタ
への巡検も1月19日ー22日に企画されています.これらの詳細な案内は,8月に発行される
サーキュラーに記載されます.参加と発表の申し込みは,10月15日締め切りの予定です.
オプショナルツアーは,人数制限があり,IGCP-475の登録者優先の先着順になります.皆様の参加を
お待ちしています.


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  斎藤文紀
 独立行政法人 産業技術総合研究所 地質情報研究部門
 沿岸都市地質研究グループ長
   305-8567 つくば市東1-1-1 中央第7
 電話029-861-3895 (PHS),861-3772 (部屋),Fax 029-861-3747








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 日本堆積学会 事務局
  〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目3番1号
  東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 
   メールアドレス;taiseki@sediment.jp 
   ホームページURL;http://sediment.jp/
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