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堆積学会メルマガ第66号:
公募案内


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┃\/┃ 日本堆積学会 メールニュース ◆ 2004年6月23日(第66号)
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安藤@事務局(茨城大です)

下記のような募集情報が寄せられております.事務局の不手際で配信が遅れましたこ
とをご容赦下さい.

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情報・システム研究機構
国立極地研究所のプロジェクト研究員募集
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日本堆積学会メーリングリストの皆様

国立極地研究所の三浦英樹です。重複受信される方にはお詫び致します。
情報・システム研究機構 国立極地研究所のプロジェクト研究員(従来のCOE研究員
に相当)の募集についてのお知らせです。

国立極地研究所は平成16年度から従来の共同研究の枠組みを改組し、所内外の研
究者によるプロジェクト研究体制を開始しました。これに関連して、平成16年7月1日以
降に、下記プロジェクト研究に携わる非常勤研究員を1名採用する計画があります。

プロジェクト研究課題名:「南極氷床・南大洋変動史の復元と地球環境変動システムの
解明」(6年間:平成16年度~平成21年度)

研究代表者:情報・システム研究機構 国立極地研究所・教授・渋谷和雄

6年間の計画の当初は第四紀学・新生代地形地質学分野の若手研究者を対象に考え
ており、今回、募集案内の連絡を差し上げました。本情報のメールを流している範囲
は,国立極地研究所の共同研究員および関連する第四紀学研究者の方々のメールア
ドレス,古海洋学、日本堆積学会、寒冷地形談話会のメーリングリストのみですが,周
囲に該当する方がいらっしゃいましたら,この メールを転送していただけると幸いで
す。なお,候補者決定までの期限が迫っているため,電子メールによる連絡のみとなり
ますことをご了承下さい。

何か御不明な点がございましたら,下記まで御連絡下さい。御協力、どうぞよろしくお
願い致します。

〒173-8515 
東京都板橋区加賀  1-9-10   
大学共同利用機関法人 
情報・システム研究機構 国立極地研究所 三浦英樹
 電話:03-3962-8095
 FAX:03-3962-5741
 電子メール:miura@nipr.ac.jp


以下、募集の要項です。
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平成16年度 国立極地研究所プロジェクト研究員の募集について

募集人員:1名
締め切り:2004年6月29日(火)17時厳守

1. 趣旨
高度な研究能力を持つ若手研究者を一定期間にわたり,特定の共同研究プロジェクト
に従事させ,研究活動を発展推進させようとするもの。

2. 職務内容
国立極地研究所のプロジェクト研究課題「南極氷床・南大洋変動史の復元と地球環境
変動システムの解明」を推進するため,国立極地研究所長の命を受け,一定の職務を
分担し研究に従事する。

3. 身分
プロジェクト研究員の身分は,非常勤職員とする。

4. 任用等
(1) 正式な採用の選考は,極地研の人事選考の会議を経て,国立極地研究所所長が
行う。
(2) 任用は,年度ごとに更新するものとし,任用の通算期間は原則として2年とする。
(3) 任免は,昭和36年3月31日付け文人任第54号通知「非常勤職員の任用及びその他
の取り扱いについて」の定めるところによる。
(4) 給与は,昭和37年6月28日付け文人給第119号通知「非常勤職員の給与について」
の定めるところによる。

5. 採用時期
採用決定後のできるだけ早い時期。

6. 応募の条件
(1) 平成16年7月1日の時点で博士の学位を取得している方。
(2) 平成16年4月1日の時点で満35歳未満の方。
(3) 第四紀学,地形学、地質学,堆積学等の知識・経験を用いて新生代~第四紀の南
極氷床変動およびそれと関連する古環境変動を明らかにする研究を行ってきた方,ま
たは新たな展望をもって、これからそれらの研究に取り組もうとする方。具体的には,
以下の条件に合う方を希望します。

1) これまでに日本の南極観測隊が採取した隆起海浜堆積物試料や氷河堆積物試料
を用いて、堆積学的、氷河構造地質学的解析および年代測定試料の解析を行い、そ
れらに基づく第四紀後期の東南極氷床変動の歴史や特性の解明についての研究に
従事できる方。

2) 採用された場合、第47次日本南極地域観測隊(2005年11月出発)に参加して、陸上
および海底に堆積する海洋および氷河性堆積物の予察調査(将来計画している南極
海の大陸棚堆積物のボーリング掘削計画の予備調査)、現在の海洋物理学的調査、
2005/6年の南半球の夏期に予定している日本とドイツの航空機共同観測による地球
物理学的観測およびアイスレーダー観測の地上支援等、を行っていただく場合があり
ます。これについて了解が得られる方。

3) 2年間の採用期間に、上記の研究・調査の成果をプロジェクト研究グループの構成
員と共同で、査読付きの国際誌に少なくとも4編以上の論文を投稿できる方。

7. 応募の手続きと方法

形式は問いませんが,下記の6つの事項をすべて記入した内容を,「平成16年度極地
研プロジェクト研究員の募集について」というSubject またはタイトルをつけて,2004年6
月29日(火)の17時までに,電子メールまたはFAXでお送り下さい(受領後には受領確
認のメールまたはFAXを返信します)。

(1) 氏名
(2) 生年月日
(3) 所属研究機関の郵便番号と住所,機関名・部門等の名称、現在の立場
(4) 連絡を取りやすい電子メールアドレスと電話番号・FAX番号
(5) 業績リスト(査読論文とその他の論文に分けて示す)
(6) 採用後に行いたいと考えている南極に関連する研究テーマおよび抱負(800字程度
でまとめる)

送り先の電子メールアドレスおよびFAX番号は下記の通りです。
電子メールアドレス:miura@nipr.ac.jp
FAX番号と宛先:03-3962-5741:国立極地研究所・地圏研究グループ 三浦英樹

8. 候補者の選考方法

研究業績と研究業績の内容および採用後に国立極地研究所で行おうと考えている本
プロジェクト研究に関連する研究テーマと抱負を考慮して,2004年6月30日中に候補者
を決定します。応募者には結果を電子メールまたはFAX,電話のいずれかの方法でお
送りします。

9. 本プロジェクト研究の計画概要(参考資料)

 本研究は6年計画で、現在から過去の南極氷床と南大洋の変動像を明確にして、地
球システムにおけるこの地域の役割を明らかにすることを目的とする。具体的には、以
下の3段階で計画を進行する。
(1) 南極氷床と南大洋の現在の状態を把握。
(2) 現在の成果に基づいて過去の状態を推定。
(3) 過去の復元による高精度の環境変動史の復元と、地球上の他地域で生じたイベ
ントとの時間的前後関係の比較に基づく、イベント発生の原因・ 因果関係の推定。

(1)現在の南極氷床および南大洋の状態を把握は、以下の研究により行う。
(a) アイスレーダや氷床縁辺部の底部氷を用いた南極氷床の内部特性、底面状態の
把握。
(b) 測地学的研究、リモートセンシングによる南極氷床の融解状態、表層質量再配分
(水循環)の把握。
(c)  セジメントトラップ等を用いた海洋や湖沼における生物生産量の状態の把握。
(d)  海洋物理・海氷の状態の把握。

(2)及び(3)過去の状態の推定と高精度環境変動復元については以下の研究により行
う。
(e) 露岩域および海域での年代学的試料採取と氷河地形地質研究から、氷床の変動
の歴史を明らかにする。
(f) 高精度の環境変動を記録する媒体(氷床コア、湖沼堆積物コア、海底堆積物コア)
の採取と解析の研究。
(g)については、リュツォ・ホルム湾の露岩域の宇宙線照射年代試料および、現在から
過去の氷床底面状態を復元するための氷河底ティルの採取を行い、これらの試料の
解析を行う。また、海域の氷河地形地質の把握には、将来的にAUVの使用が必要に
なることから、この開発のための調査研究を進める。
(h)については、浅海堆積物の古地磁気学的手法による堆積環境変動と地磁気変動の
研究を行う。

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