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┃\/┃ 日本堆積学会 メールニュース ◆ 2004年9月30日(第78号)
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安藤@事務局(茨城大)です
産総研の斎藤文紀さんからシンポジウムの案内が来ております.
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シンポジウム
「私たちの明日を考える:地球史が語る近未来の環境」のご案内
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シンポジウムコンビナー:日本学術会議第四紀学専門委員会
主 催:日本学術会議地質学総合研連第四紀学専門委員会
共 催:日本学術会議地質学総合研連環境地質学専門委員会
日本第四紀学会
国際惑星地球年 (IYPE) 対応国内委員会
<シンポジウムの趣旨・対象・内容>
グローバルな地球環境変化や身の回りの環境汚染など,私たちを
めぐる環境は,人間活動の影響によって,今大きく変わろうとして
います.私たちを取り巻く環境をきちんと理解・評価し,環境の
将来像を考えることは,最大の関心事であり,私たちの子孫に対する
責任でもあります.
私たちは,今,地球史の中の最後の時代である「第四紀」という
時代に生きています.人類が急速に進化したこと,気候がはげしく
変動したこと,現在の地形や植生が形成されたことなどから,
「第四紀」は,私たちにとって地球史の中で最も関係が深く,重要
な時代です.しかも,この時代の環境変化からしか私たちは近未来
の地球環境についての展望を得ることができません.こうした重要
性のために学際科学としての「第四紀学」「第四紀研究」という
分野が成立し,その成果は多くの学術分野から評価されています.
最近20年間に,地球規模の環境変化の研究とも関連して,近い過去
の環境復元の精密化が進展しました.環境変化の,いつ,
どの程度に.どこで,なぜ起こるか,がくわしく解明されるよう
になり,われわれの現在の環境評価の基礎がつくられ,将来の
環境変化の予測にも役立つ正確度が一段と増加してきています.
今回のシンポジウムでは,数十万年から数十年の様々な時間
スケールの自然環境変動の中で,現在の地球環境や地域環境を
捉えて,近年の人間活動の影響の評価と,さらに将来の変化を
考えます.今回報告される環境変化の内容と扱う時間は,およそ
次の三つに分けらます.
1) 自然環境そのものの変化(10万年前から)
2) 自然環境の変化と人間・社会・文化などへの影響(1万年前から)
3) 人類から自然環境への影響:近年の環境問題など(数100年前から)
このシンポジウムでは,広く一般市民を対象に,このような
第四紀研究の現在の到達点を示すとともに,現在の変化する環境の
中で,人類はどうやって生き延びるのか? の方向性を探る予定
です.また,それを考える科学としての第四紀学の方向性および,
第四紀学がどういうふうに現代社会に関われるかを示したいと考
えています.
<テーマ> 私たちの明日を考える:地球史が語る近未来の環境
<日 程> 11月28日(日)
<場 所> 明治大学アカデミーコモン9階309B
<シンポジウムコンビナー> 第四紀学専門委員会
<シンポジウムプログラム>
午前(1000-1200)
「シンポジウムの趣旨」岩田修二(都立大)1000-1010
1)「過去から知る現在と未来の地球環境と第四紀研究」
町田 洋(学術会議)1010-1045
2)「氷床コアから明らかになった地球環境変動」
藤井理行(極地研)1045-1120
3)「氷床変動-海面変動-地殻変動の相互関係と
地球温暖化による海面上昇」横山祐典(東京大)1120-1155
午後(1300-1700)
4)「哺乳類の絶滅史から現在をみる:人類の活動と環境変化
がもたらしたもの」 河村善也(愛知教育大)1300-1335
5)「海面変動,人間活動とアジアの大規模三角州」
斎藤文紀(産総研)1335-1410
6)「日本列島における人為的な土地改変」
田村俊和(立正大)1410-1445
休憩
7)「溜池や堀の堆積物からたどる都市域の環境変遷史」
吉川周作・三田村宗樹(大阪市大) 1500-1535
8)「ハードでソフトな災害対策-火山噴火と大地震の
近未来予測」 奥村晃史(広島大) 1535-1610
総合討論(全体に関する質疑応答,他分野からのコメント,
あるいは将来への提案など) 1610-1700
_________ Welcome your visit to our NEW home pages __________
Asian Delta Home Page
http://unit.aist.go.jp/igg/rg/coast-rg/ADP.html
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We welcome your participation, IGCP-475 "DeltaMAP Project"
"Deltas in the Monsoon Asia-Pacific Region" (2003-2007)
Second Annual Meeting will be held in Ho Chi Minh city, Vietnam
on January 10-16, 2005.
***********************************************
Yoshiki SAITO (DSc)
Co-Leader of IGCP-475 "DeltaMAP Project" (2003-2007)
Leader of CCOP "DelSEA project" (2004-2008)
Coastal Geology & Environment Research Group,
Institute of Geology and Geoinformation (IGG),
Geological Survey of Japan (GSJ), AIST.
Central 7, Higashi 1-1-1, Tsukuba, Ibaraki, 305-8567, Japan
Phone: +81-29-861-3895, or 861-3772 (room)
Fax: +81-29-861-3747
E-mail: yoshiki.saito@aist.go.jp
GSJ Web site: http://www.gsj.jp/HomePage.html
AIST Web Site: http://www.aist.go.jp/
Asian Delta Web Page
http://unit.aist.go.jp/igg/rg/coast-rg/ADP.html
Yoshi Saito's Web Page
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Coastal Geology & Environment RG Web Page
http://unit.aist.go.jp/igg/rg/coast-rg/
AIST: National Institute of Advanced Industrial Science and Technology
*****組織改編に伴い所属名が変わりました********
斎藤文紀
独立行政法人 産業技術総合研究所 地質情報研究部門
沿岸地質研究グループ長
305-8567 つくば市東1-1-1 中央第7
電話029-861-3895 (PHS),861-3772 (部屋),Fax 029-861-3747
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茨城大学理学部地球生命環境科学科内
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