海岸線自動後退

提供: 日本堆積学会
(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(オートブレイク)
 
7行: 7行:
 
異なる地形条件を反映して、海岸線自動後退にバリエーションが存在する。
 
異なる地形条件を反映して、海岸線自動後退にバリエーションが存在する。
 
====オートブレイク====
 
====オートブレイク====
河川デルタの水中斜面(フォーセット斜面)すが
+
河川デルタの水中斜面(フォーセット斜面)が陸側基盤斜面の勾配よりも大きな場合、海岸線の後退が始まってから有限時間内にデルタは非デルタ化する。これをオートブレイク(autobreak)という。
 
----
 
----
 +
 
===文献===
 
===文献===

2018年3月25日 (日) 09:17時点における最新版

海岸線自動後退(shoreline autoretreat)とは、海水準上昇のもとで河川デルタの海岸線が前進から後退に必然的に転じる現象。層序学的には、海退(regression)が海進(transgression)に自動的に遷移する過程を指す。


目次

[編集] 実現条件

  • 海水準(基準面)の上昇及び海方向へ深くなるもしくは平坦な基盤地形を必須とする。海水準上昇速度一定、堆積物供給量一定、河川流量一定で特徴付けられる定常的フォーシングは十分条件である。

[編集] バリエーション

異なる地形条件を反映して、海岸線自動後退にバリエーションが存在する。

[編集] オートブレイク

河川デルタの水中斜面(フォーセット斜面)が陸側基盤斜面の勾配よりも大きな場合、海岸線の後退が始まってから有限時間内にデルタは非デルタ化する。これをオートブレイク(autobreak)という。


[編集] 文献

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ツール