タービダイト
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2019年4月22日 (月) 08:43時点における版
タービダイト(turbidite)とは,混濁流(別名:乱泥流もしくは泥水流,英名:turbidity current)から堆積した堆積物である.級化層理を示し,半遠洋性泥岩と互層する砂岩層であることが多いが,泥質なものもある.しばしばバウマ・シーケンスと呼ばれる堆積構造を示す.
目次 |
定義
タービダイトとは、混濁流(turbidity current)の堆積物である。混濁流は主として乱流による拡散作用によって浮遊した砕屑物の与える過剰密度によって駆動される密度流であり、深海底の主要な砕屑物運搬作用となっている。
特徴
タービダイトは典型的には厚さ数センチメートルから数メートルの砂岩層であり、板状で、泥岩と互層するものが多い。ただし、例外も多く、実際にはタービダイトの粒径は泥から礫まで多様である。厚さについても、数ミリメートルから数十メートルにおよぶものもある。堆積構造としては、一般に級化構造で特徴づけられ、バウマ・シーケンスと呼ばれる堆積構造の塁重パターンを示すものが多い。これらの堆積構造は、混濁流が減衰しつつタービダイトを堆積させたことを反映しているものと解釈されている。
堆積環境
タービダイトは典型的には海底扇状地で堆積する。海底扇状地は波浪の届かない海底斜面以深(水深500-数千 m)で形成される地形であり、大陸棚に発達した海底谷の下流に発達する。
研究史
編集中です.<ref>Kuenen, P. H., & Migliorini, C. I. (1950). Turbidity currents as a cause of graded bedding. The Journal of Geology, 58(2), 91-127.</ref>
関連項目
参考文献
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