The Sedimentological Society of Japan

●ニュース 「日本堆積学会」として正式に発足



  堆積学研究会は2002年4月27日の総会(盛岡)において,名称を日本堆積学会に変更し日本学術会議の学術団体登録に申請することを決定しました。このような状況に至った理由は,1)2006年に国際堆積学会議を福岡で開く予定になっており(正式には,本年7月の南アフリカの会議で決定される),学術会議からの支援を望んでいる,2)学術会議への登録申請は3年ごとに行われ,本年5月末日締めきりである,3)従来から,堆積学研究会の名称では不都合であるとの声が会員から寄せられており,「学会」への名称変更の気運があった,などです。

 2002年5月末に申請書類を提出した後,2002年9月13日付けで日本学術会議会員推薦管理会より「第19期日本学術会議会員の選出に係る学術団体の登録申請の結果について(通知)」が届きました。これによって,日本堆積学会が地質学関連研究連絡委員会から選出する第19期日本学術会議会員の投票権を得たことになります。

 これをうけて,2002年11月30日に開催された堆積学研究会秋季研究集会(東京学芸大)で臨時総会を行い,堆積学研究会を会則の上で「日本堆積学会」へと名称変更し,新しい会則,役員選挙細則,編集関連の4規定を決定しました。そして,2002年1月からスタートした事務局,編集委員会,行事委員会の役員体制をさらに充実していくことを確認しました.名実ともに日本堆積学会として活動していくことを予定しております。

 このような経緯で堆積研が日本堆積学会に生まれ変わることになりました。 しかし,日本堆積学会会員のうち,8割ほどが日本地質学会会員でもあり,その他の学会会員とともに,堆積学およびその関連科学の進歩と普及のために努力しております。これまでと大きな活動内容の変化はありませんし, 日本地質学会との関係も,従来と同様に変わりませんので,よろしくお願い致します。



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