●2025年年頭のご挨拶と学会活動へのご協力のお願い
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2025年年頭のご挨拶と学会活動へのご協力のお願い
日本堆積学会会長 横川 美和
会員の皆様におかれましては,それぞれに,新たな気持ちで2025年をお迎えのことと存じます.
本年が皆様にとって実り多い年でありますよう,お祈り申し上げます.
昨年は能登半島の地震や水害をはじめとして,改めて自然の威力を痛感させられた一年でした.
現地での復興が1日も早くすすむことを念じてやみません.
本会では緊急調査への補助や4月の熊本大会での緊急セッションの開催などを行い,現象の把握
・理解を深める会員の皆様の研究活動を支援してまいりました.4月の熊本大会は熊本大学LOCの皆
様の絶大なるご尽力をいただき,懇親会も含めて完全に“コロナ前”の状態に戻っただけでなく,
緊急セッション・トピックセッション・オンライン配信・保育室の設置などさらにパワーアップし
た大会を催すことができました.11月には1泊2日の堆積学スクール「安倍川源流域の大崩壊が流域
の堆積作用と地形発達に与えた影響」を開催することができました.ご参加・ご協力くださった皆
様に感謝申し上げます.また,アウトリーチや学習機会の提供に関しましては,7月に大阪で「水
路実験で地層のできかたを学ぼう」,11月には高知で「海洋コア岩相記載武者修行イベント」など
を共催いたしました.会員の皆様からご発案・企画運営をいただいている「『堆積構造の世界』連
続講義」も11月から始まっております.この他には,会員の皆様にアンケートにご協力いただきま
したダイバーシティ・インクルージョン推進の検討,学会Webページの改修,「堆積学研究」の電子
投稿化の検討などを進めて参りました.
本年も上述の検討事項を展開しつつ,会員の皆様のご活躍の足掛かりとなるプラットフォームを
提供できるよう活動する所存です.より参加しやすい大会やイベントなどで会員の皆様に堆積学を
楽しんでいただき,また,会員以外の皆さまにも堆積学の楽しさが伝わるような工夫をしていきた
いと考えております.すでに第0報としてお知らせしました通り,4/19-20には東京大学での大会が
予定されており,LOCの皆様方・行事委員会で準備を進めていただいております.その他にも堆積学
スクールなどの行事がございます.皆様のご参加をお待ちしております.また,「基金」を通じた
会員の皆様の活動の支援,地質の日事業の補助なども行いますので,是非ご活用ください.
日本堆積学会の活動は,会員の皆様のご意見・ご要望が基礎となります.お気軽に学会活動に関
するご意見・ご要望を事務局( office@sediment.jp )までお寄せください.
最後に,改めまして会員の皆様のご活躍を祈念いたしまして,ご挨拶とさせていただきます.
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