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堆積学会メルマガ709号:
 新年のご挨拶・日本堆積学会新体制のご紹介・学会活動へのご協力のお願い



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日本堆積学会 メールマガジン ◆2017年1月7日(709号)
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新年のご挨拶・日本堆積学会新体制のご紹介・学会活動へのご協力のお願い

日本堆積学会会長 高野 修

 新年明けましておめでとうございます。会員の皆様におかれましては,
新たな気持ちで新年をお迎えのことと存じます。新たな年が皆様にとって
実り多い年でありますよう,心より祈念致します。
 さて,日本堆積学会は,2017年1月1日より3年間の新体制を開始致しました。
私は不肖ながら会長を仰せ付かり,新役員(下記)の方々とともに,学会を
通じて会員の皆様の堆積学関連研究・業務のお手伝いを致すこととなりました。
不慣れによる不行き届きも多々あるとは存じますが,微力ながらも最善を
尽くす所存ですので,皆様の日本堆積学会への御協力,御支援,御鞭撻の程,
よろしくお願い申し上げます。
 さて,昨今の社会情勢および自然災害の頻発状況を見るにつけ,堆積学に
対する社会的要請は益々高まりつつあるように思われます。津波・地盤崩壊・
火山活動・洪水等からの減災,エネルギーや産業基盤素材確保のための資源探査,
地球環境保全のための対処や新技術開発,都市地盤対策など,基礎学問分野としての
堆積学とその応用技術を必要とする社会的課題が山積している状況にあります。
 しかしながら,上記のように堆積学が現在および近未来社会にとって重要な
役割を果たす学問大系・技術であるにもかかわらず,実際の堆積学そのものに
対する認知度は決して高いものとは言えません。また,堆積学研究の支援体制や
教育体制,研究者・技術者養成体制も脆弱な状況となっており,今後の社会的要請
に十分応えることができなくなることも懸念されます。
 このような社会的要請との間のミスマッチの原因として,現状の堆積学の発信力や
適用力の弱さに加えて,産官学の各組織間の連携の弱さをあげることができるのでは
ないでしょうか。日本堆積学会では,産官学連携が問題解決の一助となりうるとの
期待から,一昨年後半から「堆積学コンソーシアム設立準備作業部会」を発足させ,
意見交換会,夜間小集会などを通じて,方策の検討を行って参りました。今般の
日本堆積学会新体制発足にあたり,作業部会を格上げした「産官学連携推進委員会」を
発足させ,引き続き,連携手法の検討や試行を行っていくことに致します。
 日本堆積学会は2003年の発足から15年が経ち,この間に,個人講演・
ミニシンポジウム・地質巡検を主体とした「年会」のほか,年ごとにテーマ設定の
うえ行われている「堆積学スクール」を通年行事とし,これにフィールドセミナーや
特別講演会などを適宜行って参りました。これらの行事は,会員間の相互親睦と
理解を深め,学会としての学術レベルを底上げする重要な機会であることから,
今般の新体制では,「行事委員会」を通じて引き続き定例化した行事を開催
していくほか,時宜に応じたシンポジウムの開催や,産官学連携に関わる
新たな企画(産学双方向セミナーなど)も模索していくことに致します。さらに,
他学会との共催・後援企画を進めるほか,会員の皆様の行事提案に対しては,
「基金運用委員会」を通じて日本堆積学会の基金の支援を行っていくことに致します。
 会員の皆様間の情報伝達手段および研究成果公表手段の役割を担っているのが,
日本堆積学会が出版する機関誌・学術雑誌「堆積学研究」であります。日本堆積学会
新体制では,「編集委員会」を通じて,堆積学研究の出版形態の最適化を図るとともに,
堆積学各分野ミニ講座などの有益な企画記事を増やし,内容の充実を図って参ります。
 日本の堆積学界は,学術レベルとしていまや海外の堆積系学会に引けを取らない
レベルに達してきてはおりますが,依然,海外の学会や研究者との交流・連携や
これらを通じた技術・知見導入は必須です。このため,「国際交流委員会」を通じて,
海外の堆積系学会や研究者との交流と連携を進めて参ります。具体的には,韓国・
中国・台湾・ニュージーランドとのWPSM (Western Pacific Sedimentology Meeting) 
開催支援やIAS (International Association of Sedimentologists)が主催する会議 
(ISC (International Sedimentological Congress)やIAS Meeting of Sedimentologyなど)
への参加推奨などの活動を行って参ります。
 以上,日本堆積学会の新体制における方針の概要(の一端)を述べましたが,
日本堆積学会の活動は,会員の皆様の御意見や御要望が基礎となりますので,
いつでも学会活動に関する御意見御要望を事務局(officesediment.jp)までお寄せ戴ければ幸いです。
 最後に,今後の日本堆積学会への御協力をお願い致しますとともに,会員の皆様の益々の御活躍を祈念致します。
 
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 日本堆積学会2017~2019年度役員・事務局体制
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  凡例:( ):所属組織  [ ]:担当委員会・内部担当

<会長>: 
  高野 修(石油資源開発)
<日本堆積学会運営委員会>:
委員長:
  高野 修[産官学連携推進] 
委員:
  池原 研(産業技術総合研究所)[国際交流(委員長)] [産官学連携推進] 
  石原与四郎(福岡大学) [庶務(委員長)] 
  狩野彰宏(東京大学) [論文賞選考] 
  小松原純子(産業技術総合研究所)[会計・会員(委員長)] [産官学連携推進] 
  酒井哲弥(島根大学)[行事(委員長)] [編集] 
  田村 亨(産業技術総合研究所)[基金運用(委員長)] [庶務] 
  成瀬 元(京都大学)[産官学連携推進] [論文賞選考] 
  松田博貴(熊本大学)[編集(委員長)] [産官学連携推進] [行事] 
  武藤鉄司(長崎大学)[前会長] [産官学連携推進] 
  横川美和(大阪工業大学)[基金運用] [産官学連携推進] 

<事務局(庶務委員会および会計・会員委員会)>
 <庶務委員会>
  委員長:石原与四郎(福岡大学)
   委員:松本 弾(産業技術総合研究所)[Web担当]
   委員:高清水康博(新潟大学)[ML/電子アーカイブ担当] 
   委員:藤野滋弘(筑波大学)[メルマガ担当] 
   委員:田村 亨(産業技術総合研究所)[前事務局長] 
 <会計・会員委員会>
  委員長:小松原純子(産業技術総合研究所)
   委員:戸丸 仁(千葉大学)

<日本堆積学会事務局>
〒814-0180 福岡県福岡市城南区七隈8-19-1 福岡大学理学部地球圏科学科(石原与四郎)内

<行事委員会>
 委員長:酒井哲弥(島根大学)
 副委員長:山口直文(茨城大学)
  委員:片岡香子(新潟大学)
  委員:西田尚央(東京学芸大学)
  委員:松田博貴(熊本大学)
  委員:佐藤智之(産業技術総合研究所)
  委員:太田 亨(早稲田大学)
  委員:清家弘治(東京大学)
  委員:仁科健二(北海道立総合研究機構)
  委員:小松侑平(日本オイルエンジニアリング)

<編集委員会>
 委員長:松田博貴(熊本大学)[編集事務局] 
  委員:小松俊文(熊本大学)[編集事務局] 
  委員:尾上哲治(熊本大学)[編集事務局] 
  委員:保柳康一(信州大学)[電子ジャーナル担当] 
  委員:角和善隆(明治大学)[電子ジャーナル担当] 
  委員:吉田孝紀(信州大学)
  委員:荒井晃作(産業技術総合研究所)
  委員:卜部厚志(新潟大学)
  委員:酒井哲弥(島根大学)
  委員:関口智寛(筑波大学)
<基金運用委員会>
 委員長:田村 亨(産業技術総合研究所)
  委員:横川美和(大阪工業大学)
  委員:片岡香子(新潟大学)
<論文賞選考委員会>
 委員長:後藤和久(東北大学)
  委員:狩野彰宏(東京大学)
  委員:成瀬 元(京都大学)
  委員:荒戸裕之(秋田大学)
  委員:村越直美(信州大学)

<国際交流委員会>
 委員長:池原 研(産業技術総合研究所)
  委員:入野智久(北海道大学)
  委員:久保雄介(海洋研究開発機構)
  委員:齋藤文紀(産業技術総合研究所・島根大学)
  委員:保柳康一(信州大学)

<産官学連携推進委員会>
 委員長:高野 修(石油資源開発)
  委員:池原 研(産業技術総合研究所)
  委員:江川浩輔(国際石油開発帝石)
  委員:小松原純子(産業技術総合研究所)
  委員:成瀬 元(京都大学)
  委員:松田博貴(熊本大学)
  委員:武藤鉄司(長崎大学)
  委員:横川美和(大阪工業大学)

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<他学会関係>
地球惑星科学連合連絡委員:石原与四郎(福岡大学)
地球惑星科学連合教育検討委員会委員:白井正明(首都大学東京)
地球惑星科学連合ダイバーシティ推進委員会委員:天野敦子(産業技術総合研究所)
地球惑星科学連合環境災害対応委員会委員:松本 弾(産業技術総合研究所)
地球惑星科学連合大会プログラム委員会委員:山口直文(茨城大学)
                     北沢俊幸(立正大学)
地質の日事業推進委員会委員:七山 太(産業技術総合研究所)





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日本堆積学会 事務局
〒814-0180 福岡県福岡市城南区七隈8-19-1
福岡大学理学部地球圏科学科地球科学分野(石原与四郎)内
メールアドレス: 
ホームページURL: http://sediment.jp/

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